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『文章を寝かせる』ってご存じですか?文章は熟成期間を置くことでより旨みのある文章へと生まれ変わります

『文章を寝かせる』ーーみなさんは、この言葉の意味をご存じですか?

 文章を……寝かせる? 一体、如何なる方法で? 文字を横に傾けるとか……?

 冗談はさておき、正直、あまり聞き覚えのない言葉なはず。それもそのはずで、日常生活で『文章を寝かせる』なんて言葉を用いる機会は、極めて稀。原稿や記事の執筆など文に携わる職業の方なら別ですが。ブログ用の記事の執筆に取り組む、私みたいなブロガーもそこに該当します。

 ただ該当こそするんですが、ブロガーだからといって皆が皆、『文章を寝かせる』の意味を把握しているかと言われたら……。

 ブロガーなど文に携わる識者の間でも馴染みのないくらい、非日常的な言葉となっています。なので知らなくても全く持って無問題ーーそれが一般の方ならですが。ブロガーなど文に携わる職業の方が知るのと知らないのでは記事作成などの際に大きな違いが出ます。非常に役立つ情報になっておりますのでぜひ、本記事に目を通して欲しい。

 本日は、『文章を寝かせる』ことについて、私が徹底解説致します。

『文章を寝かせる』とは?

『文章を寝かせる』とは、原稿や記事を執筆した後すぐに推敲をするのではなく、一晩だったり数日だったり……長い時では半月から一ヶ月くらい間を置くことです。

 原稿を塩漬けにするなんて表現をされる場合も。

主に小説家が用いる

 原稿や記事の執筆に携わるーーと冒頭でお話させていただきましたが、一般的に『文章を寝かせる』を使用するのは、小説家が主です。

 なぜ小説家なのかというと、『文章を寝かせる』とは、小説家が用いる基本的なテクニックにあたるからです。

 情熱の全てを筆に乗せて書き上げた原稿。すぐにでも読み返しながら推敲して、一秒でも早く世の中に発表したい。そんな想いに誰しもが駆られます。しかしそこでぐっと我慢して書き上げた原稿を目の届かないところに。そしてまた、別の作品の制作に取り掛かる。

 ーー流れ的には、こんな感じ。一度、執筆した作品に蓋をするわけです。

なぜ『文章を寝かせる』?

 どういった意図で『文章を寝かせる』のか。その主な理由としては、あえて期間を置くことで推敲の際に自分の書いた文章の間違いーー誤字脱字や不自然な表現ーーを発見しやすくなることが挙げられます。

 文章の間違いが発見されると、即時、加筆・訂正などをしなければなりません。原稿や記事の質を上げ、読者により良いコンテンツを提供するためです。

 コンテンツーーそれは小説だったり、ブログの記事だったりと形式は様々です。しかし形式は違えど、読者を楽しませようとするその目的は同じ。誤字脱字などが頻出するコンテンツでは、ストレスを与えかねず、だからこそ推敲が必要。それを補完する行為が『文章を寝かせる』ということ。

 つまり『文章を寝かせる』ことは、読者のために必要なプロセスなのです。

 推敲をして十分に満足いく文章の原稿に仕上がったら、いよいよ脱稿。これでようやく執筆者は、お役御免で解放される? ーーまだ早い。ここから入稿するんだよ。

推敲までに期間を設けるとより良いコンテンツになるってホント?

 本当です

※個人差はあります。ミスをしない完璧超人は知りません。

 推敲までに期間を設けないと、ミスが多くなりがち。誤字脱字はともかく、不自然な文章などが散見されても、ほとんど修正されないまま低品質なコンテンツを世の中に提供してしまうことも。

 なぜそうなるのでしょう? その理由を複数提示していきたいと思います。

1.執筆を終えたことで達成感が生まれ、推敲に力が入らなくなる点。推敲、そしてその先の加筆・修正など作業プロセスを経てようやく原稿・記事は完成するのですが、執筆終了の時点で満足感を覚えたり達成感に浸ってしまうと、推敲が雑になりがちです。

2.執筆疲労での集中力の欠如。原稿・記事を作成するのには、かなりの労力を使います。えー、文章書くだけなのに? ーーなんて思われがちですが、執筆作業は体を動かさない代わりに、脳をフル回転させます。ああでもないこうでもないと頭を悩ませながらも適宜最適な文章を見つけ出し、筆を進めるのです。途中、納得のいかない文章だと感じたら、修正や書き換えを行う必要もあります。そういった作業を繰り返すうちに、脳や精神は疲れを覚えます。疲れた状態では集中力が欠如してしまうために推敲をする際にミスが多くなります。

3.執筆者は自分の文章に酔ってしまっている場合があるという点。文章とはお酒。執筆を進める中で独創的な表現を用いたりすることで、頭に酔いが回ってきます。自己陶酔とでも表現するのが適当でしょうか。やがては自分の文章に疑問を持たなくなり、間違いなどに気が付きにくくなってしまいます。自己陶酔の状態のまま推敲をしてしまえば、出来上がるのは、読者を顧みないコンテンツ。素面ならばもっと質の高いものに仕上げられるのに、自分の文に酔ってしまったがために質の低いものへと成り下がってしまいます。

筆者は当てはまるの?

 はい、恥ずかしながら当てはまります。

 私の場合は、2と3ですかね。文章を書き終えるのが終着点ではないと強く認識しているために、1には該当しないと思います。しかし1と2は表裏一体。たとえ推敲に全力で取り組んだとしても、疲労によって集中力が欠如していたら見落としを連発してしまいます。3に関しては、執筆者に依存します。お酒と一緒で酔うか酔わないかは、人それぞれ。私は、自分の文に酔いやすい口というわけですね……自己陶酔するヤバい奴。

 しっかりと推敲して満足な状態でブログに記事を掲載しても、次の日などに改めて確認すると不自然な文章が見つかることはあります。プロとして本当ならあってはならないのですが、どれだけ気を付けていても起こりうるので、難しい。

『文章を寝かせる』はブログに必要?

 大前提として、小説とブログでは、根本的に違います。そもそも文字数から比較になりませんし。それでも私みたいな例を参考に、『文章を寝かせる』ことは必要だと思います。

 しかし、『文章を寝かせる』とすこぶる相性の悪い記事もありますよね。トレンドなどを筆頭に、一分一秒でも早く記事を掲載しないといけないブログは、文章を寝かしている暇がありません。情報の鮮度を売りにしているわけですからね。当ブログのようなゲームをメインテーマ据えているブログも当然該当するので、正直申し上げて、私自身、常に実践するのは厳しかったりしています。

 しかし、記事の内容によっては、取り急ぎ掲載する必要のないものもありますよね。この記事もそうですが、鮮度を追い求める必要のない記事は、しっかりと文章を寝かして熟成させることが肝要。そうすることで、より旨みのある文章ーーひいては上質なコンテンツ作成へと繋がります

まとめ

 本日は、『文章を寝かせる』ことについて徹底解説致しました。

 いかがでしたでしょうか?

『文章を寝かせる』とは主に小説家が用いる基本的なテクニック。読み返す前に一定の期間を置くことで、より良い作品に仕上げやすくする。

 記事内容次第では、ブログでも活用できる。

 本記事で学んだ情報を元に、より良い文章ライフを♪ ブログなら記事を寝かしたままお忘れなきようにご注意を♪

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