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閃の軌跡アニメ感想。これは新たな英雄の物語。

 Dobrý den(こんにちは)。

 本日は、2022年の冬アニメ(2023年1月)から始まるアニメ、【The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War】についてです。

 本作は、日本ファルコムから発売されているゲーム【英雄伝説閃の軌跡】の2と3の間に起こる【北方戦役】を描いたアニメになっています。原作ゲームでは回想シーンで登場しますが、これまで詳細に描かれたことはなかったので、放送されるのを本当に心待ちにしていました。

 長かったーー長かったですよ。

 でも、やっと解放される。待ちに待った閃の軌跡のアニメ!!

 クロスベルは帝国の電撃作戦によって併合され、閃の軌跡2であったとおり共和国も灰の騎神に敗れ。次なる舞台は、ノーザンブリア自治州。

 主人公は、アニメオリジナルキャラクターのラヴィ。ノーザンブリア自治州の基盤になっている猟兵集団【北の猟兵】所属。

??『亡国の死兵ーー見事、勲を示しましたね』。

 帝国によって併合されることがすでに決定しているノーザンブリア自治州。

??『あれは到底”戦”なんて呼べるような代物じゃなかった』。

 原作では某キャラによってそう示されている【北方戦役】。最強格のオーレリア(黄金の羅刹)と副官のウォレス(黒旋風)が指揮する最新鋭の機甲兵師団に、北の猟兵ひいてはラヴィはどう抗うのでしょうか?

 筆者から言わせてもらうと……無理ゲーですね。ウォレスはともかくオーレリアは……ね(笑)。だってあの人強すぎるもん!! 3で初めてプレイアブルになった際、あまりにえぐ過ぎて引いた記憶がある……。まあ創では、火炎魔人とかいういかれた性能のプレイアブルキャラがいたのだけど……。インフレしすぎ。

 そこにリィンと灰の騎神【ヴァリマール】も介入して……アニメでどう描かれるのでしょうね。楽しみですね。

 とまあ、原作についての思い出が巡りましたが、やはり本作は軌跡シリーズファン(原作勢)向けの要素が多いと思われます。

 アニメで描く以上、初見勢を意識した演出になるとは思いますが、それでも原作を一度プレイしておいて損はないですね。

 原作【英雄伝説閃の軌跡のパッケージ版】は、Amazonだったりで購入できます。

 ちなみに上記の英雄伝説「閃の軌跡Ⅰ~Ⅳ」&「創の軌跡」コンプリートBOXはソフト5本分が収録されてこの値段ですのでびっくりするほどお得です。

 DMMなどでダウンロード版も販売されているみたいですのでよろしければ参考にしてください。

The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern Warアニメ感想

#01 誰そ彼は……黄昏の英雄

出典:【The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War】(C)2023 Nihon Falcom/「閃の軌跡NW」製作委員会

 アニメ第1話感想。始まってすぐに北の猟兵の戦闘が描かれる。

 ああ、軌跡の魔獣がでてきて本当にアニメ化したんだなーとしみじみ鑑賞していた辺りでぶち込まれた初見OP映像がヤバすぎた!!

 画像のリィンとヴァリマールのイラスト、まさかOP映像で使用されるとは……。

 OP映像を見る限り【北の猟兵】のアニオリメンバーに加え、原作からはアルティナ・ミリアム・レクターーーは、帝国軍情報局のメンツなんでわかる。アルティナなんてリィンのサポートだし。オーレリアとウォレス。それに加えて結社からはカンパラルラが参戦。盟主の代わり見届ける役割を持っているだけあってどこでも干渉してきますね。ある意味帝国の内戦で顔を出さなかったのは、クロスベル側にいたからなんだろうけど……クロスベルと帝国を行き来していたデュバリィさんを見習ってほしい。彼女、めっちゃハードスケジュールできつそうだったからね。

??『プリズムキャリバー!!』

 アニメの内容に戻るけど、ノーザンボルシチがめっちゃおいしそうだった。涎が止まらない。

 極光のフェノメノンとかいう2つ名を持つローガンは帝国の英雄ってリィンのこと言っていた。まあ英雄と聞くと聞こえはいいけど、この時点ではオズボーン宰相に良いように使われている”虚構の英雄”だからな~。

??『お前には”英雄”としてしばらく役に立ってもらうぞ』

 虚構の英雄と英雄にコンプレックスを持つラヴィが出会ったらたったらどうなるのか? 必見ですね。

#02 集いし不快な漆黒

出典:【The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War】(C)2023 Nihon Falcom/「閃の軌跡NW」製作委員会

 アニメ第2話感想。英雄伝説閃の軌跡2の翡翠の城将ルーファス会見シーンキター!!

 アルティナもちらっと見えましたね。これからリィン&アルティナVSロイド&リーシャでしょうか。リィンがトールズ士官学校に戻る直前のはずなので、どうなんでしょう? 時系列を想像するだけでワクワクしますね。

 相変わらず、ラヴィはつんつんしてますね。それにしても帝国への潜入任務ですか。私だったら嫌ですと即答したくなるくらい、他国からしたら帝国の技術は未知数。鉄血宰相が狙撃されると同時に現れた機甲兵。ミリアム・アルティナが運用する異形の傀儡【戦術殻】(はまだ知らないのか……ラヴィたちの反応が楽しみ)。更には共和国を1機で撃退した騎神。帝国への潜入は、驚きと発見に満ちているどころじゃないんですけど……。

 ローガンは帝国と本気でやりあえると思ってるみたいだけど、どこからそんな自信が湧いてくるのか? 

 騎神を機甲兵だと認識している時点で負けですね。7の騎神は特別。

 この頃だと、”灰”が目下活躍中。起動者を失った”蒼”は軍に引き渡された(はずだった)。”緋”は魔王となり敗れた。黒幕によって”紫”は新たな起動者と出会い。”銀”は鋼によって秘匿され。”金”はいまだ現れず。そして”黒”は、あらゆる事象に干渉中。

 一応、原作で黒幕が話していた序列。

 黒>金=銀>緋>灰=蒼=紫。

 改めて考えると、普通に勝ち目ない【北の猟兵】。”黒”の性能が異常すぎる。まあ灰以外が出張ってくることはまずないんだけど。

 仮に全盛期キーアの因果操作があったとしてもあのクロスベルですら勝てたのだろうか……。アイオーンはフルパワー騎神には及ばないって結論出たからな~。

 最後に支援者っぽいカンパネルラ登場。ああ、結社お得意の人形兵器ですか?

 主人公周りがおかしいだけなのかもしれないけど、普通に生身でぶっ壊されてるから、機甲兵には勝てないはず。あとは執行者がどれだけ参戦してくるかだけど、まあ期待薄ですね。あの人たち自由ですから。

#03 闇に覆われた紺碧への招待

出典:【The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War】(C)2023 Nihon Falcom/「閃の軌跡NW」製作委員会

 アニメ第3話感想。英雄伝説閃の軌跡3から実際に赴くことになる【紺碧の海都】オルディスがはやくも登場!!

 リヴィエラコートも見えましたね。屋台も。原作のオルディスの街並みを忠実に再現してくれて嬉しい限り。

 オルディスといえば、やっぱりミュゼ。チラッと映ったりしないかななんて淡い希望を抱いたけど、まあそれは無理な話で。ミュゼは帝都の聖アストライア女学院に封殺されていたが、カイエン公爵が捕まり状況は一転。オーレリアに連絡を取るなど指し手としての本領を発揮し始めた頃合い。オルディスのしょうもない接待パーティーに参加している暇はないはず。

 しょうもない……改めて思うと、特に有力なキャラクターが参加していないパーティに潜入するラヴィたちの労力よ。ピエロとその配下のみっしぃの着ぐるみたちと戦うことになり、変に目立ちまくりで潜入とは? って感じに。挙句ラストでは、アルティナ&クラウソラスに上空から監視されているし。

 第4話は、もしかしてラヴィ一行VS帝国軍情報局かな?

 であるなら、レクターやミリアムも登場するだろうし、楽しみでしかない。レクターはともかく(かかし男が本気を出すとは思えず)、ミリアム&アルティナとの戦闘でラヴィが軌跡の面子の中にどれくらいの強さなのかも図れるし。予想ではこの頃のリィンと互角くらいかなと思う。もちろんリィンは神気合一なしでの話。あれありにすると、達人クラスに迫る強さになるからね。

 ラマール州の達人といえば、ルグィン伯爵家の女当主【黄金の羅刹】ことオーレリア・ルグィン。いつ頃、アニメでは登場するのかな? 北方戦役直前くらいかあるいはーー。

 最後に一つ。今回の話の中で不憫な方が一人いた……。ラヴィがうろうろしているせいでごろつきに絡まれる→間に入って殴られながらも追い払う。後ろを振り向くとラヴィの姿はない……。殴られ損でかわいそうすぎる。それより前に海にも落ちてたし……。ラヴィに振り回されてる。まあでもラヴィを追いかけていたおかげでオルディスの女の子と写真撮影しちゃったりと役得(潜入とは?)もあったり。タリオン・ドレイクはイケメンだけど残念って役回りなのかもしれない。

 ラヴィはというと、服装と行動が自由奔放って感じでばっちりあっていて可愛かった。

「(アイスを)重ねます? おいくつですか?」

「いくつ……(年齢)? いや、15だけど」

「15(段)ですね。少々お待ちください」

 この流れは笑っちゃうの必死。店員からアイスを受け取る際のぎょっとした表情がまたいい。でも器用に食べてる辺りやはり侮れない。最後はタリオンに押し付けたけど……(やっぱりか)。

#04 青い結晶の打ち解け

出典:【The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War】(C)2023 Nihon Falcom/「閃の軌跡NW」製作委員会

 アニメ第4話感想。

 冒頭からヤバい!! 原作ゲームの主要キャラクターが続々登場!!

 帝国を巡るラヴィたち。彼女たちは知らず知らずのうちに、閃の軌跡の鍵を握るキャラクターたちとニアミスしている!!

 歓楽都市ラクウェルでは、アッシュ。ラヴィたちが例のカジノ(閃の軌跡3で猟兵王を含む西風の旅団一行と~)の前でバニーガールに『いかがですか♪』なんてされている間に、眼鏡スタイルで爽やかに登場。君……相変わらずというかそれよりも過去の話というか、未来ではリィン教官という静止役がいるのだけれど……。やりたい放題だった時期のアッシュの様子が垣間見えたぞ!!

 帝国の中心である帝都ヘイムダルでは、導力トラム(路面鉄道)内にブルブラン男爵出現!! アニメを視聴していて「うぇ!! やっぱり君が出るのか!!」って思ったり。閃の軌跡2でクロチルダにも言われていたけど、ちょっとしゃしゃり出てき過ぎでは!? アニメにも顔を出すなんてーー怪盗紳士ブルブランの美学は実に素晴らしい。結社組ではカンパネルラに続いての登場。やっぱり空の軌跡の初期組なんだよね。

 かの有名なラインフォルト社のある鋼都ルーレではーールーレでは……。閃の軌跡1&2でメインヒロインポジのアリサきちゃー!! しかも傍らにはメイドのシャロンの姿が。怪盗Bに続いたのは、死線のクルーガ―だった。まあルーレはアリサにとって地元なんでいてもおかしくはない。リィン以外の旧7組の生徒は、周りよりも1年早く卒業しちゃったから、アリサはルーレに戻ってきている。現在、この地でラインフォルトーーそして母であるイリーナ会長と向き合っているのでしょう。

 冒頭シーンは、まさにファンサービス。初見勢からすると『誰だ今の?』だろうけど、原作勢には堪らない。

 この調子でお願いします。

 さて、で、今回のお話なんですが。

 帝国の英雄について調査をしているラヴィたちですが、目ぼしい情報を得られてない模様。

 英雄の異名こそ帝国の市民に伝わっているが、英雄の具体的なイメージは随分とぼやけてしまっている。ルーレにはヴァリマール人形を持ち歩いている子供がいましたが……おそらくこの子供もリィンのことは詳しく知らないのでしょうね。

 現時点では英雄なんてーーって感じですが、閃の軌跡3ではリィンの姿を一目見るだけで『あれって、もしかして……灰色の騎士』ってなるんだから、やっぱり北方戦役の影響が大きいのかな? 

 ーーなんて考えていたら、ラヴィたちの次の目的地が温泉郷ユミルだと聞いて、飛び上がる。

 あの……ユミルは、あなたたちが調べているリィンの地元なんですけど……領主様は、義理の両親ですし。

 情報を得るにはもってこいの場所なのに……アニメ1話分使っても情報を得られてないラヴィ御一行に涙が止まらない。ラヴィとイセリアの女性コンビは、温泉がフリーズした原因を探るためアイゼンガルド連峰へ。結果、源泉で魔獣トラブルに遭う。マーティンとタリオンの男性コンビは、温泉を掘り当てようとして失敗。泥水被る。ま、皆あったかい温泉にでも浸かって体の汚れと日々の疲れを綺麗さっぱり流しましょう。

 第4話は、休息回でした。せっかく第3話の最後にアルティナを出したんだから、そのままVS情報局とかやって欲しかった。それができなくとも、せめて北方戦役に至るまでの話を進めて欲しかったというのが私の本音ですね、はい。アニメ1話分使って得たものとは一体……ひょっとして、温泉饅頭??

#05 灰色の旅の果てに

出典:【The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War】(C)2023 Nihon Falcom/「閃の軌跡NW」製作委員会

 アニメ第5話感想。

 遂にリィン&アルティナコンビが登場!!

 やっとって感じですね。リィン&アルティナは、ラヴィの帝国での旅における大トリを務めた次第です。

 偶然地下道で遭遇した青年が、ずっと探していた帝国の英雄【灰色の騎士】だったなんて……物語にはありがちなテンプレ展開ですけど、これからの展開を盛り上げるうえでは欠かせない要素だと思います。

 前半にオーレリアとウォレス、レクター。後半に灰の騎神ヴァリマール。北方戦役での重要人物(機体)である彼らも姿を現した。つまりこれからの話ではいよいよ北方戦役が本格的に描かれるはず。

 帝国VS北の猟兵の戦いから目が離せませんね(歴史は確定しているけど)。

 さて、今回のお話ですが、気になった点があります。

 ーーズバリ、第5話目にして作画が怪しいというところ。

 リィンは……もっとカッコいいキャラクターなのに。

 ヴァリマールも、ゲームの方が遥かに躍動感があります。

 これからの作画の向上に期待します。

 ーーと原作勢の私からは不満が漏れました。

 ただ閃の軌跡のアニメを見るのは私の楽しみです。これからも応援していきますよ。今回のお話でもユーシスの名前が出たりと、原作勢を意識して制作されているのがよくわかりますからね。

 応援といえば、今回出てきた貴族の青年。最初はふんぞり返っているだけだったのに、最後は鉄道の復旧作業を手伝いましたね。閃の軌跡は貴族と平民の融和が一つのテーマになっている。そこを表現しようとしたんでしょうね。まあ描写不足もあってか(モブにそんなに取れない)急な態度の変わりようではありましたが……。

 彼を見ていると、思い出すのはーーパトリック。興味のある方は、ぜひ原作ゲームをプレイしてみてくださいね。

#06 紅蓮に燃え盛りし記憶

出典:【The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War】(C)2023 Nihon Falcom/「閃の軌跡NW」製作委員会

 アニメ第6話感想。

 前回の終わり。帝国での旅が終わりみたいな雰囲気だったので、いよいよ物語の舞台はノーザンブリアに戻るかと思われましたが、まだ帝国内でのお話でした。

 ケルディック。

 それは、閃の軌跡2で領邦軍の焼き討ちにあった場所。

 かつてリィンたち7組の面々が訪れたケルディックに、ラヴィたちも足を運ぶとは……。

 そこで待ち構えていたのが帝国軍情報局のレクター・アランドール。お供にミリアム&アルティナ・オライオン姉妹。情報局の手腕を如何なく発揮して、ラヴィたちの身元を割り出している。

 ここにきてようやくマーティンに焦点が当てられましたね。まさか……あれは君だったのか。

 閃の軌跡2のプレイヤーからしてみれば、マーティンは憎むべき存在。あれだけのことをしでかしたのだから。

 オットー元締め。まさかアニメでも描かれるとは……。

 彼がああいう末路を辿ったのは、一体誰のせいでしょう。ねえ、アルバレア公。

 請け負った仕事は確実にこなすのが猟兵の流儀。たとえそれがどれだけ汚いことだとしても。

 だから赤い星座はクロスベルであれだけのことをやらかしたし(クロスベル震撼ーーIBCビル爆破、アルカンシェルでの悲劇、黒月襲撃などなど)。西風の旅団も帝国の内戦に介入したり終末の引き金を引くことに協力など。

 ケルディックの焼き討ちだってそう。

 彼らにとっては情よりも仕事が全てである(シャーリーの場合はリーシャ目的なため個人的動機)。

 マーティンの認識では仕事として任務をこなしただけ。

 でも、それは過去に行った罪で。帝国にしてみれば非道行為。

 ラヴィーー彼女を含めたほか3名は、そういった汚れ仕事の経験がまだないのだろう。マーティンの過去を知った途端に気まずくなるのはその証拠。

 まだ若いから仕方がないかもしれないけど、覚悟が決まらないのなら猟兵家業は向いていない。遊撃士の方が肌にあっていると思う。サラという大先輩や、フィーといった似たような境遇の同僚もいることだし。

 北方戦役が終結した後、閃の軌跡3では北の猟兵の扱いがますます酷くなるので、速めに団を抜けたほうが真っ当な生き方が出来るはず。ラヴィは最終的にどういう選択をするんでしょうね?

 ところで、北の猟兵の動向なんですが、相変わらず上司にたてつく極光のフェノメノン。

 悲報。ローガン、二つ名持ちなのに小物だということが判明する。

 異を唱えるばかりの彼は、マスターグラークに見事に論破される。挙句、秘密裏にことが進行していることすら把握しておらず。つまり、上からまったく相手にされていない。

 でも、そうなるのも当然。

 帝国にどう勝つ?→すべての戦力全ての部隊で相手の最重要拠点を一点突破する→自分の言動で北の猟兵が纏まれない→負け惜しみをはいて退出→将として無能。

 これからどういう風に、アニメを見て行けばいいんだろう……。やっぱり北の猟兵の鍵を握るのは、人形兵器?

 それともーーラヴィ?

 ※鉄血の子供たち(アイアンブリード)が全員登場した最高の回でした。

#07 重ね塗られた鉛色の真実

出典:【The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War】(C)2023 Nihon Falcom/「閃の軌跡NW」製作委員会

 アニメ第7話感想。この写真は……。

 まさかのサプライズに言葉が出ない。七組+七組教官+先輩方。閃を象徴する組み合わせ。トールズ士官学院での最高の思い出。心がグッときますよね。

 今回のお話には、エリオット・マキアスの帝都組が登場。正直、リィンとの一幕が描かれるとは思っていなかったです。

 これでアニメに登場したのは、アリサ(ルーレでチラッと)。エリオット。マキアス。ミリアム。サラ(今回のお話でかつて北の猟兵に所属していた時の姿が。バレスタイン大佐との件のシーンはしっかりと描かれた。これから遊撃士として北方戦役に介入する?)。

 ユーシス(左上の金髪)は、名前だけ登場してますね。アルバレア公の代理をしないといけないので、これ以上は無理かな。通信越しならって言いたいけど、その役回りはアリサが適任な気がする。

 ラウラ(真ん中上の青髪)は、どうでしょうね? ヴィクターと修行しているから厳しそう。アニメで大剣を振り回す姿が見たい!!

 フィー(左下の銀髪)はアニメ登場あり得る(サラの後輩になるし。猟兵という意味でも遊撃士という意味でも)。

 エマ(真ん中上の眼鏡かけた子)は厳しいかな。魔女としてのーーがあるし。

 ガイウス(エマの右隣の青年)は……まあ、地元がノルド高原なのもあるけど、それ以上にーーだから厳しそう(閃の軌跡3で大幅テコ入れというか思わずビックリな地位についているから)。

 トワ会長(右下の小さい女の子)。初見勢はまさかと思うかもしれないけど、滅茶苦茶優秀なリィンの先輩。年上でもある。トールズ士官学院で生徒会長していた実績あり。卒業後は、各方面から引く手あまた。だけどそれを断ってーーみたいな経緯があるので登場は厳しいかな。

 ジョルジュ(右端のふくよかな青年)は、ジョルジュはね~(これ以上は言えない)。

 アンゼリカ(右上のお姉さん)は、自由人だからなんとも。

 そしてクロウ(ミリアム&トワの上のバンダナ男)は……クロウは、すでにーー。

 原作勢としては、どうしてもラヴィよりリィン側の主観でアニメを見てしまう。既存のキャラの登場に大いに沸いてしまうものです。

 そういう意味では、ラストの結社組は、更なるサプライズでしたね。以前ブルブラン男爵はチラッと映りましたが、やっぱりしゃしゃり出てくるのですね、怪盗Bは。節操がない。

 驚くべきは、デュバリィさん。ポンコツの人。働きすぎ。

 デュバリィ以外の鉄騎隊も登場したので、閃の軌跡3の冒頭を強く意識してしまいますね。制作側も意識しているのでしょうか?

 ーーと、ここまでは原作キャラのお話ですが。

 閃の軌跡アニメオリジナルのキャラクターたちは、今回のお話でかなり動きがありましたね。ラヴィは祖父の真実を聞かされ、タリオンはよからぬ方向に、イセリアは相変わらず、マーティンはレクターと。これらがどう北方戦役に影響してくるのか楽しみですね。

 ローガンは、まあ……ダメですね。英雄になるそうですが……。

#08 決意の間、白茶けた城下

出典:【The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War】(C)2023 Nihon Falcom/「閃の軌跡NW」製作委員会

 アニメ第8話感想。

 気づいてみれば、もう第8話に突入していました。

 導火線は常にくすぶっていますが、なかなか北方戦役は始まりませんね。何か大きな事件が引き金になるのかと思っていたら、今回のお話のラストが……。驚きを禁じえませんね。

 まあ北の猟兵の中には、ローガンしかり、ジェイナしかりーー不穏な雰囲気を醸し出しているキャラクターがいましたので、いつ何時ああなってもおかしくはないのかもしれません。

 大きな野望を胸に秘めつつも、あくまで静観の姿勢を決して崩さなかったグラーク。相手の出方を窺いつつ、裏では連合国なる大きな計画を着々と進めていました。しかし北の猟兵そのものが最大の火種だったようで、身内の爆発に巻き込まれた、ということでしょうか? それとも閃の軌跡のオズボーンが自分の死を利用して帝国の内戦を誘発したように、あくまで計画の内なのか? これからの展開でそこら辺は判明するでしょう。楽しみに次回以降の放送を待つことにします。

 ちなみに作中に登場した連合国構想。閃の軌跡4にて見事に実現します。強大な帝国と渡り合うためには、各国で連携し強固な包囲網を形成しないといけないとするグラークの考えはあながち間違いではなかったのでしょう。

 閃の軌跡3にて帝国では国家総動員法が制定されます。これにより、帝国VS連合国でも帝国がやや上回るくらいにまで軍事力が膨れ上がるのですが、北方戦役前のタイミングならば法が制定前なので連合国側が幾分有利かと思われます。

 しかし、それは本当に連合国が組めたらの話で。ノーザンブリアに追従する国があるかといわれたら……。

 閃の軌跡4で連合国が実現したのは、帝国の呪いが他国にとっても無関係ではなかったからであって。しかも帝国と対立するのは、西ゼムリア大陸のパワーバランスにおいて均衡を図るカルバード共和国でしたし。

 塩の杭以降、貧困にあえいでいるノーザンブリア自治州。果たして帝国と敵対してまで支援するメリットがあるでしょうか? 仮に手を貸したところで見返りは猟兵くらいしかなく。正直、旨みがないですよね。

#09 命運尽きて尚果てぬ蒼白な呪い

出典:【The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War】(C)2023 Nihon Falcom/「閃の軌跡NW」製作委員会

 アニメ第9話感想。

 胸に抱いた野望を果たせぬまま、女神の元へと送られたグラーク。

 北の猟兵内部では、新たな英雄として名乗りを上げたローガンによる革命が起こる。

 議会を掌握。権力を手にしたローガンは、グラークから奪った制御端末で人形兵器を操り、思想の異なる部隊を屋内に釘付けにする。反抗は決して許さない。

 いま、この状況を覆せるとしたら、ただ一人。そう、メイド服の君だ!!

 ラヴィのメイド服姿……。潜入……。うっ、空の軌跡!!

 エステル&ヨシュアのメイド服城内潜入を思い出します。

 幾度もサプライズを届けてくれる本作品。原作ファンにはたまりませんね。次週も楽しみです。

 ああ、次週もたの、しみ、で。

 ラストシーンのラヴィ、一体どうなったんでしょうね。

 タリオンは何か思惑があって行動しているようです。流石にラヴィを害するとは想像しづらいので、無事だとは思いますが……。いまのところ闇落ちルートまっしぐらな演出なので、不安です。まあ、眼鏡かけてないから大丈夫だと信じましょう。

 ところで、帝国に残っているマーティンはレクターと取引した結果、アルティナという美少女が監視についているという状況。これって、ノーザンブリアに帰るよりもはるかにいい待遇なような。

 ただしこの頃のアルティナはトールズ士官学院第Ⅱ分校入学前で、まだ感情表現が豊かではない時期。どこか機械然としている印象が強い。と思ったら、頭を撫でられて猫みたいなリアクションを取っていた……可愛い。

 可愛い少女に不埒な人呼ばわりされている帝国の英雄とは。リィン・シュバルツァー、八葉に連なるものにして、軌跡シリーズにおけるハーレム王第2号。うむ、これは不埒ですね。

 アルティナの一件は、探索と称して勝手に出入りするRPG主人公としての仕様上、仕方ない面もあります。が、アルフィン殿下との逃避行は言い逃れできないぞ!! ん? あれって不埒なのか? 

#10 穗の香が導く再起の銀

出典:【The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War】(C)2023 Nihon Falcom/「閃の軌跡NW」製作委員会

 アニメ第10話感想。

 ラヴィ、地元に帰るってよ。

 前回ラスト。メイド服で潜入というどこかの軌跡で覚えのある潜入ムーブをかましたラヴィですが、ローガン配下の猟兵たちに気付かれてしまい、地下水道から逃走を図るという閃の軌跡1で覚えのあるムーブへと移行。追跡者から逃れるべく、ただただ走るのだった。

 しかしそんなラヴィの前には、かつて帝国を共に旅したタリオンが、銃を手にして立ち塞がる。

 相対する元仲間同士。

 先に抜くのはどちらか?

 耳をつんざく、銃声。

 ドボン。背中から水に落ちたのはーーラヴィ。

 水流に流されて、一体どこへ行く?

 ーーそんな感じで先週は終わったので、続きがとても気になってました。はやる気持ちのまま、アニメの視聴を開始。

 冒頭でラヴィが無事なことが判明。主人公なのでそうなるだろうなってことくらい、当然わかってました。でもまさかラヴィが地元にいるなんて思ってもいませんでした。しかも負傷して。

 前回、タリオンは本当にラヴィを撃っていたようで。それでもどこか思惑が透けて見えますね。彼はどういう結末を望んでいるのでしょうか? ある意味、1番気になるキャラクターです。

 今回のお話は、周りの支えによって自分が成り立っているとラヴィが気付く回でした。

 こういう描写をするってことはいよいよ物語はクライマックスへと進むのでしょう。

 すでに第10話で、アニメ【The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War】が1クールなことを考慮すると、あと残すは2~3話。ラヴィが認識を改めるにはちょうどいい話数だったと、私は思います。

 が、あと2~3話で終わると考えると、これから先駆け足になりそうとで不安。

 アニメ前半ではリィンの情報収集を兼ねたラヴィ一行の帝国旅行が描かれました。ここら辺の話を削って、もうちょっと北の猟兵側に焦点を当てて欲しかったですね。そうすれば、クライマックス付近の話の尺にゆとりができますし。私が不安を抱くこともなかったでしょう。

 とはいえ、これまでファンサービスに余念がなかった制作陣。きっと、素晴らしい終幕への軌跡を描いてくれることでしょう。

 期待を胸に、来週を楽しみにします。

#11 騎神、鈍色へ降り立つ

出典:【The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War】(C)2023 Nihon Falcom/「閃の軌跡NW」製作委員会

 アニメ第11話感想。

 サラ登場を皮切りに、作中内で既存キャラが続々登場。

 空の軌跡からは、お馴染みのエステル&ヨシュアの遊撃士コンビ。リベール王国を拠点にしているので、正直、部隊がノーザンブリア・帝国の本作において、登場するとは思っていなかったです。

 零・碧の軌跡からは、ロイド&リーシャ。閃の軌跡2の外伝コンビでもあります。あの時と同じようにジオフロントに潜って活動中のようで。まさか彼らの口から黄金の羅刹オーレリアと彼女を取り巻く流派について語られるとは。一応、ラウラ登場ですね。例の修行中のシーンでした。

 本編は、一気に話が動きましたね。

 ラヴィがローガンに会いに行きましたが、途中で人形兵器の異変を察知。それからバタバタ倒れていく同胞。これらの異変は帝国の仕業にあらず。北の猟兵内部に敵がいることが判明。

 誰でしょうね、全く心当たりがありません……と現実から思いっきり目を逸らしたいところですが、まあ女狐と呼ばれている彼女しかいない……。何らかのどんでん返しがあるのか?

 今回のお話でよかったことは、ローガンが自身の力量を見誤っていることに気付けたこと。これ、ずっと気になってましたからね。帝国に勝てるなんていう慢心を捨てれたことは大きな進歩です。

 ラストは、なぜか灰の騎神ヴァリマールが飛んできて、リィンとラヴィが相まみえる。

 いいところで終わったので、続きが気になって仕方ありません。

 閃の軌跡3で語られていたような展開になっていくのは予想できますが、具体的にどう決着がつくか見物ですね。

#12

出典:【The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War】(C)2023 Nihon Falcom/「閃の軌跡NW」製作委員会

 遂に物語はフィナーレへ。

 アニメ第12話感想。

 前回の終わりにラヴィがリィンに斬りかかったから何事かと思えば、なるほど共闘の申し出ですか。

 遂に原作とアニメの主人公が並び立つんですね。ワクワクします。

 といっても、リィンは街の防衛に当たり、ラヴィが元凶を叩くという役割分担なため揃って戦うという描写はないようで……そこは残念ですが、大量の人形兵器を生身で同時に相手取れるのは軌跡お馴染みの達人クラスくらい。ヴァリマールで無双している間に、ノーザンブリアの地理に詳しいラヴィが元凶の元に向かうのは正しい選択ですね。

 元凶といえば、それは一体誰なのか?

 もうジェイナしかいませんが、一応結社の連中も含まれるのか。

 ジェイナに関しては、彼女は一体何だったんでしょうね。ラスボスなのにあっさりと……。まあその後姿をくらましたのかもしれませんが。

 結社の連中は、カンパネルラが好き放題やってました(あの身動きを封じる金色の網、碧でもそうだけど悪趣味だよね)が、以前登場した他の面々の姿はなく。どこへ行ったのでしょうね。怪盗紳士はともかく、鉄騎隊についてはラヴィと戦って欲しかった。ラウラがノーザンブリアに来てくれていればな~、デュバリィとの絡みがあったんでしょうけど。それは現実的に難しいですよね。閃の軌跡3での夜間の襲撃の際、皆伝に到達したラウラの実力にデュバリィが驚くシーンを描けなくなりますし。

 サラ教官が駆けつけてくれたのは、当然だけど嬉しい。

 アルティナのSクラフトが見れるとは。

 マーティンは機甲兵を操って格好良かった。帝国軍人の格好にツッコミを入れるべきか。

 タリオンは、元凶を潰すために傍にいたのね。納得。

 人形兵器騒動は解決しましたが、内部でごたごたしているうちに帝国が襲来。そのまま、ノーザンブリア併合に至ります。歴史通りですね。

 ローガンは再起を期すために、姿をくらましました。ゲームでは彼自体の活躍は描かれていませんが、後に彼もまた北の猟兵を率いて大戦下で動いていると考えると感慨深いですね。

 最後は、リィンとラヴィが英雄というものについて語り合って無事閉幕。めでたしめでたし。

 エンディングでは、エステル&ヨシュアだけでなくジェニス王立学園の制服に身を包んだレンも登場。可愛かったですね。あれが荒事になると鎌を片手に死神みたいに戦います。ギャップがあっていいですよね。

 ノーザンブリアが帝国に併合されてからのラヴィはどうしているのだろうとアニメ1話から気になってましたが、北の猟兵に残らずに旅に出るのね。ということは、閃の軌跡3の海上要塞襲撃に関与してないのか。大戦時にはどこで何をしていたのでしょう。その頃には、連合国側の面々の中にいたのか? 気になりますね。

 一番、思ったことは。

 ラスト、お前ら素顔見せるのかよ。モブじゃなかった……。

 さらにそこからの未来での出来事の一部。え、アニメでそれを流すのかって感じですね。

 続きが気になった方は、原作ゲームをプレイしてみてくださいね。そこでラストのホムンクルスがどうとかの意味が分かります。物語の鍵にもなっているので超重要だったりします。

 

【The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War】。

 第1話はDMM TVで最速で放送されてました。興味のある方はいかがですか? 

出典:【The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War】(C)2023 Nihon Falcom/「閃の軌跡NW」製作委員会

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